Homeイベント八雲が丘賞第五回 八雲が丘賞:科学部

第5回「八雲が丘賞」は科学部が受賞

科学部の皆さん

 第5回「八雲が丘賞」は、桜修館・科学部が受賞しました。 表彰式は昨年9月11日の記念祭閉祭式の中で行われ、都大附高同窓会から表彰状と記念品代10万円が、科学部の皆さんに贈られました。
 この賞は、桜修館の生徒の優秀な部活動や課外活動に対して、同じ八雲が丘で学んだ都大附高同窓会から贈られるものです。 これまでの4回は、日本文化部茶道部門、フィールドワーク部、写真部、美術部の皆さんが受賞しています。

生物部の伝統と多彩な活動

第5回賞状

 科学部は昨年4月に「生物部」の名称を改め、「科学部」として新しくスタートしました。 生物だけでなく科学全般にわたる研究活動を行うための名称変更です。つまり新しいけれど歴史のある部なのです。
 部員の数は多いわけではありませんが、実に多彩な活動を行っています。生物の飼育・観察と科学実験が2本の柱ですが、昨年度は特に「ビオトープの整備」が特筆されます。
 ビオトープとは、生物の生息空間を示すドイツ語です。ある生物群が安定的に生息することのできる地理的な単位を意味し、生態系の構成要素ということもできます。

ビオトープ

 このビオトープを、自然生態系の観察モデルとして整備したのが、「桜修館ビオトープ」です。 しっかりした人工池に水草などを植え、メダカ、金魚を放流。周囲にはハーブなどの植物を植えてあります。 (=写真)時が経つうちに、自然観察記録の厚みを増してくれることでしょう。
 ビオトープの他にも畑では、サツマイモやカボチャ、スイカ、ブルーベリー、スイートバジルなど10種類以上の植物を栽培しています。
 科学実験では、温度応答性高分子の作成と機能評価、コバルトイオンの触媒特性研究、レバーを用いたルミノール発光など、ユニークな実験を展開しました。

部活動の中から多くの成果が

 また、こうした部の研究活動の中から、目に見える多数の成果も生まれています。科学の甲子園東京大会、化学オリンピック国内予選などで好成績をあげています。 八雲が丘賞受賞後には、東京都高等学校理科研究発表会化学部門で優秀賞を獲得し、全国大会の東京代表に選ばれる部員も出ました。
 こうしたことから、都立高校13校の生物部交流会でも「桜修館科学部」は存在感を増しつつあります。

八雲が丘に両校の絆

 八雲が丘には生物研究のの伝統があります。 1949年から1985年まで都大附高の理科・生物の教諭を務められた斎正子先生の指導を受けた「生物部」の生徒たちは、今も「ミジンコ会」というOBOG会に集っています。 桜修館の科学部員との交流ができたら、これもまた両校の絆を確かめるいい機会になるのではないでしょうか。

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