第9回「八雲が丘ホームカミングデー」は、2025年10月28日の日曜日に、桜修館多目的ホールで盛大に開かれました。今回は卒業後50年の25期生、卒業後25年の50期生と卒業後10年の桜修館4期生の3つの期が対象でした。
この日、朝から降り続いていた雨も受付を開始する13:30には無事にあがり、たくさんの参加者を迎えることができました。 多目的ホールの「歓迎式典」に参加したのは、25期生45名、50期生51名、桜修館4期生31名で卒業生127名です。
来賓として、25期担任の吉田夏生先生(社会科担当)、50期担任の藤井かね子先生(体育科)、桜修館4期担任の大谷誠先生(社会科)、時松秀行先生(数学科)をお迎えすることができました。
田中聡美ホームカミングデー事務局長の開会の宣言に続き、校歌斉唱、都大附同窓会理事長・嶋津和行、ならびに、桜修館両同窓会役員・岡本竜一の歓迎の挨拶、桜修館中等教育学校長・信岡新吾様から祝辞を頂いて、いよいよ各期の幹事を中心に用意した、高校時代の振り返りです。
25期生のプレゼンターは向谷実さん。NHK FMにご自分の番組をお持ちで、滑らかな語り口で1970年代の時代背景を説明しながら、高校3年間をユーモラスに語って得いただきました。
50期のプレゼンターは川島純子さん、20世紀末の高校3年間をポップな曲調に乗せて振り返りました。
桜修館4期のプレゼンターは岡田将希さん。中高一貫校の6年間は、幼い表情を残した入学式から始まり、学校生活、クラスマッチ、記念祭、合唱コンクールと節目節目の行事を追うだけで、確かな成長と凛々しい表情に変貌して行く姿を見せて頂きました。
恩師の先生も負けていません。吉田夏生先生は都大附七期生の先輩でもあり、広尾高校に在職中に請われて都大附に赴任して25期の最終学年の担任を任され、卒業生として送り出した苦労話を披露していただきました。
藤井かね子先生は、都立大学が南大沢に移転し都大附が桜修館と併存した激動の時代、その間14年も都大附で教鞭をとられ、貴重なお話を拝聴することができました。
時松秀行は桜修館4期生が中学二年のときに東日本大震災に被災し、危機を乗り越えたこと、大谷誠先生は修学旅行でシンガポールに向かった際に生徒たちがノロウィルスに次々と感染し、病院での看護に追われて、全員揃っての帰国が危ぶまれながらも、無事帰国できたこと。など感激深げにお話をいただきました。
最後に、旧制府立から繋がる学生歌から「春といふ」「吹きすさぶ」を選び、斉唱いたしました。
「歓迎式典」の後は、全体で記念撮影を行い、桜修館4期生の先導により、5グループに分かれて校内見学。正面玄関口では名残惜しいのか、記念写真に勤しみ、再会を約す姿がありました。
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