アットホームなバレー部

60期 石川絹恵  
男子バレーボール部

 私達男子バレー部は、人数不足の状況でした。 入部したころは人数も少ない上に引退を目前にした2つ上の先輩しかおらず、試合前に怪我人が出ると試合を棄権していたほどです。

 しかし、部員を集めながら経験者のキャプテンと部長がチームを引っ張り、部員もそれに応えるように練習に励み、なんとか試合をできるまでに人数と戦力を身につけました。

 最初は一回戦で敗退してばかりでしたが、学年があがり後輩が新たに加わったことで練習には今まで以上に熱が入り、ついに都内186校48位という成績をおさめました。

 先輩がいなかったことで私達の代は和気あいあいと練習をしており、みんなで練習や筋トレのメニューを提案しあい日々精進していました。 このようなことから団結力が高められ、着実に実力をあげていくことができたのだと私は思います。

 人数が少ない分アットホームな男子バレー部ならではの、このような雰囲気は後輩達にも受け継がれ、後輩達も日々工夫をこらして練習していたようです。

 しかしこうして代々受け継いできたバレー部も、都大附を引き継ぐ桜修館には男子バレー部がないため、今年度をもって途絶えてしまいます。

 自分の通った学校の名前がなくなってしまうのは悲しいことですが、こうして最後まで後輩達がバレー部を継いでくれたことをとても嬉しく思いますし、残した記録やバレー部ですごした思い出が消えることはないでしょう。

 素晴らしい都大附での日々をバネに、都大附の卒業生として社会へ出てもそれぞれに個性を活かして輝くことができたらいいなと思います。

(同窓会報 2010年12月号からの転載)   

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