「旧制高校OBテニスインターハイ」の府立高校チームに参加
連続全国制覇に貢献

男子硬式テニス部

第二期生(元旧制府立高校尋常科) 黒田定明     

 ご存知のように、全国の旧制高校は戦後の学校教育制度の改革で、1949年に廃止され、それに伴い旧制府立高校は都立大学に、中等部である尋常科はその附属高校となった(その後都立大学は首都大学東京となっている)。

 旧制高校時代は種々のスポーツ種目で、全国大会としてのインターハイが開催されていたが、わが府立高校は多くの種目で活躍し、バスケット部等では全国制覇をしている。

 旧制高校廃止後、そのOBのテニス愛好者が昔のインターハイをOBでやろうという事となり、今年で39回目を数えるに至った。 しかし出場者の高齢化が進み(80歳に近いか又はそれ以上)段々と出場者の数も減り、本年の39回をもって幕を閉じる事となった。

 本校の第二期生は、元旧制高校の尋常科であった事、また年齢も旧制高校生に近いため、このインターハイへの参加が許され、第36回頃から参加をした。 旧制府立高校のOB選手に二期生を加えた7〜8名のメンバーは、3チームのダブルスを組み、全国の旧制高校OBチームと団体戦を行った。 参加する旧制高校は、北は弘前高校から、南は鹿児島・七高まで全国二十数校に及ぶ。

 第38回及び第39回の大会(二期生からは、第38回は柴山、黒田、第39回は柴山、中田、黒田が参加)は、有明テニスの森公園で開催されたが、府立高校チームは連続優勝の栄誉に輝いた。 第38回は、まず予選リーグで成蹊、浪速、三高を破り、準決勝で五高、決勝で一高を破り優勝し、最終の第39回では、予選リーグで三高、高知、成蹊を破り、準決勝で二高、決勝で姫路を破り、第38回、第39回と連続して全国制覇を成し遂げた。

 尚、全国制覇は府立高校としては、大会第1回目参加以来初めての快挙であり、且つ又連続制覇は極めて栄誉ある成果であるといえよう。

(同窓会報 2010年12月号からの転載)   

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